スズキ目 ハタ科 標準和名 キジハタ
英名 Redspotted Grouper
キジハタは瀬戸内海地方では「あこう」と呼ばれ、白身で大変美味しい魚です。漁獲量が少ないことから高値で取り引きされています。
高級魚であるため、古くから種苗生産の技術開発が各地で行われて来ましたが、2000年代中頃になるまで安定的な生産は出来ませんでした。
特に孵化から10日目までの飼育が非常に難しく、限られた条件を再現しなければほとんど生き残りません。
また、大きくなると雌から雄に性転換する魚種であるため、毎年、親魚の選別が必要となります。
大阪府では、平成12年度からキジハタを放流技術開発魚種と位置づけ種苗放流を、 平成22年からは種苗生産を開始しました。
平成24年度からは大阪産の天然親魚からの採卵に成功し、平成27年度から毎年10万尾の種苗放流を目指しております。。
<生息域> 大阪湾沿岸域
<産卵期> 7月から8月ごろ
<成長> 最大で全長50p、体重2kgまで成長する。
<漁法> 刺網、一本釣り
<料理法> 刺身、煮付け