マコガレイの種苗生産は、天然親魚からの採卵・稚魚の飼育・中間育成という手順で行います。
それぞれの手順について写真を使って説明します。
※現在は中間育成のみを行っています。
(採卵1)
種苗生産には、大阪湾産の天然魚を使います。
成熟を早めるためにホルモン剤を注射します。
(採卵2)
成熟した雌から卵をしぼります。(さくしゅつ)
(卵管理1)
マコガレイの卵は粘着卵のため、卵がふ化するまで付着材に付けて卵の管理を行います。
(卵管理2)
卵は4〜7日でふ化します。
(稚魚の飼育1)
ふ化して3日目頃からワムシを与えます。その後、成長に応じてアルテミア、配合餌料を与えます。
(稚魚の飼育2)
水槽の2カ所にエアレーションを取り付け、緩やかな水流を起こさせ、残餌やフンが中央にたまりやすくします。
たまった汚れはサイホンで吸い出します。
(取り揚げ)
飼育を開始して40〜50日、大きさが全長20mmになると、飼育水槽から稚魚を取り揚げてます。
排水口に取り揚げ用のネットをセットし、水と同時に稚魚を集めます。集まった稚魚はタモ網ですくい、バケツに入れて重さをはかった後、
中間育成を行う水槽へ収容します。
(中間育成)
取り揚げた魚は、適正尾数を各中間育成水槽に収容し放流サイズ(全長80〜100ミリ)になるまで育てます。
(取揚げ)
放流サイズまで育った魚を取揚げて、活魚水槽に入れ自動車で放流場所まで運びます。
(積み込み・放流)
魚を積み込み放流場所へ向けてさあ出発です。