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「オニオコゼ」を育てる


(親魚)
産卵期の親のオニオコゼです。腹部には、成熟した卵がたくさんつまっているためふくらんでいます。オニオコゼの上にいるのは、餌のエビです。

(親魚水槽)
オニオコゼの受精卵は、水に浮くため水槽内で自然産卵させ、受精卵は、水槽の上部から排水して別の水槽に集めます。

(稚魚の飼育)
受精卵は、5キロリットル水槽に15〜20万粒収容します。
翌日には、ふ化が始まり、ふ化後3日目からは、ワムシを餌として与えます。飼育水には、濃縮淡水クロレラを入れて水中の照度を下げています。

(給餌)
アルテミアを給餌しているところです。チュ−ブを使って徐々に入れていきます。

(ふ化後15日目の稚魚)
オニオコゼは、ふ化して20日目頃までは、水中に浮遊して生活します。その後底について生活を始めます。(これを着底といいます。)

(底掃除)
底にたまったフンやゴミをホ−スで吸い出して取り除きます。その際、オニオコゼも一緒に吸い込んでしまうため、網で受けておきます。

(中間育成)
すべてのオニオコゼが着底すると、1万尾ずつ小さい網いけすで飼育します。この時期に動物プランクトン食から人工配合飼料に餌付けします。 約2週間で完全に切り変わります。

(給餌)
配合飼料は、8:00〜17:00の間に8回から10回与えます。

(中間育成中の稚魚)
ふ化して約40日目のオニオコゼの稚魚です。胸ビレがあざやかな黄色をしています。

(計数)
飼育の途中で成長にあわせて2〜3回計数します。重さを計量し、尾数を数えます。最終的に1網4,000〜5,000尾(全長5センチ)に調整します。

(取り揚げ)
放流のため、網いけすの魚をタモ網を使って取り揚げます。

(積み込み1) 
船へ積み込むためにバケツに入れている様子です。

(積み込み2)
放流は、漁師さんの協力を得て行います。バケツリレ−で漁船に積んである水槽に魚を運びます。

(放流1)
船の上からホ−スを使って放流します。

(放流2)
ホ−スの中をとおって海底に放されます。



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